本文へ移動

(05) ✶ 2026 / SALON / LP × AUTOMATION

Orihi Hair Salon

一日6名までのマンツーマン美容室を想定した架空ブランドです。掲載ポータルを使わずに予約を受け切るLPと、週間予約表と顧客カルテをひとつにした管理画面のデモを1組で作りました。

ヘアサロン オリヒのLPトップ。朝の光が入る店内写真の上に「明日の朝が、少し楽になる髪へ。」のコピーとWeb予約ボタンが並ぶ

FIG.01 / LP トップ

予約管理と顧客カルテのデモ画面。週間予約表に予約が1本の時間軸で並び、左側に本日の予約件数と6枠の埋まり具合が出ている

FIG.02 / 予約管理・顧客カルテ

自主制作(架空ブランド) LP × 業務自動化デモ 自社予約への切り替え設計

ヘアサロン オリヒ(orihi)
集客LP と 予約・顧客カルテ管理

2026.08

新規のほとんどが掲載ポータル経由で、クーポンを比べているうちに予約が止まる業種です。自社ページで直接受け切るために、仕上がり写真ではなく「明日の朝が、少し楽になる髪へ。」という朝の再現性を先に出しました。あわせて、閉店後に書き起こしていた顧客カルテを施術直後の数タップに移す管理画面のデモを作っています。

(04) INFORMATION

Industry
ヘアサロン(一日6名までの完全予約制・マンツーマン担当制の個人サロン)
Brand
ヘアサロン オリヒ(orihi) / ポートフォリオ用の架空ブランドです
Type
自主制作(架空ブランド)
Role
構成・コピー・デザイン・実装・デモ開発(すべて1人で担当)
Tools
HTML / CSS / JavaScript, GSAP, Gemini(画像生成), HiggsField(FV動画生成), Claude
Duration
約1週間 / 構成2日・デザイン2日・実装2日・デモ開発1日
Live

MEMO

(05) DESIGN NOTE / なぜこの構成にしたか

01

この業界の集客構造

  • 新規客の入口が掲載ポータルに寄っている。1件ごとに送客手数料が引かれ、クーポン目当てで来た人は2回目につながりにくい。
  • 席数と営業時間で受けられる量が先に決まる業種。取りきれる予約の上限が固定なので、単価と再来率の合う人で埋める設計になる。
  • 売上を動かすのは新規数より来店間隔。年間の来店回数が1回増えるだけで、1人あたりの年間単価がはっきり変わる。
  • 検索されるのは店名ではなく「くせ毛 カット ◯◯市」のような悩みの言葉。悩みの語彙で書いたページのほうが見つけてもらえる。
02

狙った導線

  • 最初の画面は「明日の朝が、少し楽になる髪へ。」の1行。仕上がりの写真より、翌朝の手間が減るという具体的な便益を先に出す。
  • 悩み4つ(髪型が決まらない・分け目が割れる・担当が替わる・クーポン比較で疲れる)を並べ、そのまま選ばれる理由3つの答えに接続する。
  • 料金は税込・指名料なしで全メニューを開示。カット料金にシャンプーとブローを含めて、当日いくらになるかの不安を予約の手前で消す。
  • 予約はこのページのWebフォームで完結。第1・第2希望を書いて送るだけにして、会員登録と条件検索の往復をなくす。電話は施術中に出られない前提で副線に置いた。
03

デザインの根拠

  • 基調は #C48A7E。赤みの強い彩度は避け、朝の光がリネンに当たったときの色を1色だけ持たせた。清潔さは白と余白の面積で作る。
  • FVの直後に世界観バンドを1画面ぶん置き、店名の由来(織 × 陽)を説明する。技術ではなく通う理由の説明に面積を割いた。
  • 選ばれる理由の面には手元のカット写真を大きく置き、スタイリスト紹介では人物写真を使う。技術の説明を先に見せてから人を出す順にして、初見の人が人物の圧から入らないようにした。
  • 本文は行間広め・1カラム。スマホでは画面下に「電話する / メニュー / Web予約」の3ボタンを固定し、どこを読んでいても1タップで予約に戻れる。
  • FVはPCで動きを許可した環境でだけ、店内写真と同じ構図でカーテンと朝の光が揺れる短尺動画に切り替える(画像から動画を生成し、逆再生を継いで途切れないループにした)。スマホと視差抑制の設定では静止画のままにして、動きが無くても成立する作りを崩さない。
04

検証で捨てた案

  • スタイリスト紹介をFVの直下に置く案。人で選ぶ業種ではあるが、初見の人にとっては誰なのか分からないまま読む区間になるので、悩み共感の後ろへ下げた。
  • スタイル写真のギャラリー。他人の仕上がりは自分に置き換えにくく、モデル写真だと逆に距離ができるため、施術中の手元カット1枚に置き換えた。
  • 初回割引クーポンの掲出。ポータルと同じ土俵に戻るうえ、価格で選ぶ層を集めて再来率を下げるので入れなかった。税込の明朗料金だけを残した。
  • ヘッダーに電話番号を大きく出す案。施術中は電話に出られない店なので、繋がらない体験を作るだけになる。Webフォームを主線にして、電話は受付時間つきで下段に置いた。
#朝の再現性 #マンツーマン担当制 #税込の明朗料金 #指名料なし #一日6名まで #自社予約フォーム #ポータル依存の脱却 #くせ毛カウンセリング

(06)

Structure 3 Plans

構成の順番だけを変えた3案を作り、ポータルから来た人が最初の30秒で「自分の悩みの店だ」と思えるのはどれかで選びました。

PLAN A / 悩み起点

ADOPTED
案A 悩み起点型のワイヤーフレーム 上からヘッダー、ヒーロー、店名の由来、悩み4つ、選ばれる理由、メニューと料金、来店の流れ、スタイリスト紹介、予約フォームの順に並ぶ縦構成。 HERO STORY WORRY 01-04 REASON MENU / FLOW STYLIST RESERVE

HERO → STORY → WORRY → REASON → MENU → FLOW → STYLIST → RESERVE

ポータルの一覧から来た人がまず確かめたいのは「自分の悩みが解けるか」なので、悩み4つを早い位置で言い当ててから理由と料金へ進むこの順を採用しました。

PLAN B / 人で選ばせる

案B スタイリスト先行型のワイヤーフレーム ヒーローの直後にスタイリスト紹介とスタイル写真ギャラリーを置き、選ばれる理由を後半へ回した縦構成。 HERO STYLIST GALLERY MENU REASON RESERVE

HERO → STYLIST → GALLERY → MENU → REASON → RESERVE

指名が付いている店なら強い並びですが、初見の人には知らない人の紹介を読ませる区間が先に来てしまうので見送りました。

PLAN C / 料金先行

案C 料金先行型のワイヤーフレーム ヒーローの直後に税込の料金表を大きく置き、選ばれる理由と来店の流れ、スタイリスト紹介を後半へ回した縦構成。 HERO MENU / PRICE REASON FLOW 01-04 STYLIST RESERVE

HERO → MENU → REASON → FLOW → STYLIST → RESERVE

税込表記の強みは出るものの、金額の並びから読ませるとポータルの比較画面と同じ読まれ方になり、値段で選ぶ層に寄るため見送りました。

(07)

Final Design PC View

採用した案Aで組んだ最終形です。悩みの提示から税込の料金、予約フォームまでスクロール1本でつながります。

LP全体のPC表示。FVから店名の由来、悩み共感、選ばれる理由、メニューと料金、ご来店の流れ、スタイリスト紹介、店舗のご案内、お客様の声、FAQ、予約フォームまでが1ページに続く

FIG.07 / PC版 全体スクリーンショット(枠内を縦にスクロールすると全体を確認できます)

(08)

Smartphone

サロン探しはほぼスマホという前提で作りました。画面下の3ボタンは最後まで消しません。

スマホ表示のトップ。店内写真の下に「明日の朝が、少し楽になる髪へ。」の見出しが入り、画面下に電話する・メニュー・Web予約の3ボタンが固定されている

FIG.08-A / トップと固定の3ボタン

スマホ表示のご来店の流れ。ご予約、カウンセリング、施術の項目が番号つきで縦に並ぶ

FIG.08-B / ご来店の流れ 4STEP

SP DESIGN NOTE

  • 画面下に「電話する / メニュー / Web予約」の3ボタンを固定。予約が主線、電話が副線と分かる幅の比率にした。
  • 料金は表組みにせず1行1メニューで縦に積む。横スクロールを起こさずに、施術名・所要時間・税込価格まで読み切れる。
  • 予約フォームの日時は自由記入。第1・第2希望を書くだけにして、カレンダー操作でつまずく箇所をなくした。
  • FAQ7問は閉じた状態が初期値。全部開いた状態にすると予約フォームが遠くなるため、読みたい1問だけ開く形にした。

(09)

Operation Note

業務設計メモ / 予約管理と顧客カルテのデモを作るまでに整理したこと。

01

現状の課題

  • 予約が掲載ポータル・電話・帰り際の次回予約に分かれ、その日の並びは紙の予約表を見ないと分からない。
  • 一日6枠のうち何枠が埋まっていて、どこが空いているのかが手書きの表からは即答できず、問い合わせへの返事が遅れる。
  • 薬剤の処方と前回の仕上げ方がスタイリストの記憶とメモ帳にしか残っておらず、間隔の空いたお客様だと前回と同じ手順を再現できない。
  • カルテを閉店後にまとめて書き起こしていて、1人あたり10分前後かかる。書けなかった日は翌日以降に溜まる。
02

ゴール

  • 週間予約表と顧客カルテを同じ画面に置き、予約をタップしたらその人の履歴がそのまま開く状態にする。
  • 一日6枠の埋まり具合と残っている空き時間を一目で分かるようにして、その日に受けられるかどうかをすぐ返せるようにする。
  • 薬剤の処方と施術履歴を記憶ではなく画面に残し、数か月ぶりのお客様でも前回と同じ手順を追えるようにする。
  • カルテ記入を閉店後の作業から施術直後の数タップに移し、次回の来店目安まで一緒に残す。
03

打ち手

  • 週間予約表と顧客カルテを1画面にまとめた管理画面を作る(デモは単一HTML・予約47件と顧客39名を仮置き)。
  • 担当がひとりなので時間軸は1本だけ。日付の下に6枠の目盛りを出し、空いている時間は「空き 13:30〜14:00」と枠ごと表示する。6枠が埋まった日は7件目を登録できない。
  • カルテは施術履歴・薬剤メモ・写真の3タブ。パッチテストなどの注意事項はカルテの先頭に固定して見落としを防ぐ。
  • 施術内容・髪と頭皮の状態・次回の来店目安を3タップ選ぶと、次回提案メモの下書きが出る。文面を直してカルテに保存する。
04

効果試算

  • カルテ1件あたりの記入時間 10分 → 2分 (試算)
  • 1日6名ぶんの記入時間 60分 → 12分 (試算)
  • 前回の薬剤処方の確認 口頭で確認 → 画面で参照 (試算)
  • 次回の来店案内 口頭のみ → 全件が下書き (試算)

上記はすべて架空ブランドを前提とした試算値です。実測値ではありません。実際の数値は業務量と体制によって変わります。

週間予約表と顧客カルテを1画面にまとめたデモ。左に本日の予約件数と6枠の埋まり具合、中央に月曜から日曜までの予約と空き枠が時間軸で並び、その下に選択中の顧客カルテが続く

FIG.09 / 週間予約表と顧客カルテの管理画面

DEMO / 予約管理 + 顧客カルテ

ブラウザだけで動くデモです。週間予約表の予約をタップすると顧客カルテが開き、施術のあとは3タップで次回提案メモの下書きが出ます。外部のサービスにはつながっておらず、画面を閉じると入力した内容は残りません。表示している顧客名・電話番号・施術履歴はすべてデモ用の架空データです。

(10) SELECTED WORK ↓

(06) ✶ 2026 / DENTAL

Asanagi Dental Clinic

あさなぎ歯科クリニック / 不安解消型のLP × 問診票のデジタル化とリコール通知